看護師の意識調査で給料上昇に不満があると離職傾向

病院勤務の看護職調査で、年齢による賃金上昇の低さが明らかになりました。

 

これは、公益社団法人日本看護協会が実施した「2012年病院勤務の看護職の賃金に対する調査」によってあきらかになったものです、
この調査結果によれば、

  • 年齢に伴う看護職の賃金上昇が低いこと
  • 賃金への不満がある看護職がより多く求職をしていること

が明らかになりました。

 

年齢による賃金上昇割合が低い看護職

調査の結果では、特に定期昇給や時間外手当に対する納得感と離職意向との関連が見いだされています。定期的な昇給額に納得していない看護職の56.4%に離職の意向があると出ています。

 

サラリーマンやOLでいう毎年の給料の昇級が、看護師の場合少ないということでこの低さが離職する傾向に繋がっていると言うことなんですね。賃金制後の設備課題が改めて浮き彫りになっています。

給料の上昇率

 

詳細に看護師の基本給を年齢別に見ると、年齢に伴う増加は見られますが、20-24歳を100%とした時の50-54歳までの賃金上昇率は145%と低い伸びにとどまっています。

 

これを単純な数字に当てはめると、初任給で25万円だとしたら、30年後でも36万円、ということになりますね。

 

給料に不満があると転職希望が強い

離職を考える看護職のうち、理由に「賃金に対する不満がある」をあげる割合は69.8%でした。

 

この理由の中味は単純に給料が仕事内容に合っていない、というものであるかはわかりませんが、夜勤がある看護職を多く対象にした調査結果であることから考えると、病院勤務の看護職でより強い理由なのかも知れません。

 

また、賃金に不満のある看護職が同じ職種で求職している割合は65.0%と高いので、看護師としての給料水準が高いことは認識している方が多いようですね。

 

個別には、具体的な賃金表のない病院は、17.2%。自動的な昇級がない病院は18.9%あるとのことです。

 

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