消化器科患者は流動食であっても口から食べられる喜び

消化器の病棟での患者さんの喜び

消化器病院・病棟では、内科処置で入院した患者はもちろん、外科で入院した患者についても、術前の入院から手術後の回復室ケア、病室に戻っての看護、そして退院に至るまで、原則として一人のナースが担当するシステムになっています。

 

癌の告知を受けた日は、行動や睡眠状況などを見ながら、遠くから見守るようにしています。翌日ぐらいに、「昨晩は眠れましたか」という程度の声かけをして、少しずつ時間をかけて気持ちを聞いていったほうが、患者も気持ちの整理がつけやすいので
はと思って......

 

手術を待つまでの数日間は、イライラしたり、落ち込んだり、担当ナースに当たり散らすこともあります。しかし、無事に手術を終え、回復室で麻酔から覚めて意識がぼんやりと戻ってきた時、担当ナースの顔を見た患者は、一様にほっと安心した表情を見せますね。

 

私達ナースにとって、手術室から戻ってきた患者さんを回復室で迎える時は、言葉では表せないくらいうれしいものなのです。確かに、手術が終わっても安心はできませんし、その後のケアも大変ですが、
「ああ、がんばってきたんだ」と、心から喜びがこみ上げてきます。

 

1~2日で病室に戻り、やがて歩けるようになって、そのうちに食事も取れるようになります。消化器系の病気だけに、入院するまでは食欲があろうはずもなく、痛みや吐き気、下痢、便秘などの症状に苦しめられてきています。

 

だからこそ、たとえ流動食であっても食べられる喜びは大きいものです。なかには、胃を切除してダンピングや逆流を起こす可能‘性があるのに、口から食べられるうれしさで、早食いをしてしまう患者さんもいます。

 

「重湯でも30分ぐらい時間をかけてゆっくり食べてくださいね」と何度も説明していたのに、5分で食べてしまった患者もいたのですよ。

 

食後、苦しくて冷や汗をかいていましたが、よほどうれしかったのでしょうね。同時に、患者の不安を受け止める看護師自身の人間的成長が必要だと感じる瞬間です。

 

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