一人暮らしの患者さんが入院して得た経験

注意しただけなのに、不愉快になるなんて

「せっかくよくなってきたのに、無理じてけがをしたらたいへん」そう思って話をしているのに、悪者さんは話を聞くどころか不愉快そうにして布団をかぶってしまった。何がいけなかったの?

 

一人暮らしの患者さんへの対応

私はあるとき一人暮らしの園田さん(62歳)という患者さんを担当することになりました。

 

園田さんは、点灯し右大腿滑稽部を骨折しました。人工骨頭置換術を受け、術後8日目から歩行器を使っての歩行練習が始まり順調にリハビリも進んでいたのです。私は、術後7日目から担当になりました。

 

初日から先輩の看護師に「何でも自分でしようとする患者さんで、術後の日常生活行動の制限範囲が守られないので、注意してほしい」とアドバイスされました。

 

そこで私は行動制限の必要性に関する計画を立てたのですが、前の看護師力ら何回も言われているからと、園田さんは布団をかぶってしまいました。

 

看護から3日目、夜間のポータブルトイレ使用の指示に対して、「午前4時ごろ、1人でトイレまで歩いて行ってしまった」という申し送りがありました。私は昨日できなかった指導を再度行うために、病室を訪れました。

 

「話を聞こう」と思える内容から話し始める

相手に話す、説明する、指導を聞いてもらうためには導入が大切です。受け持ち患者さんが、許可が出ていないのに歩いてしまった、との情報を受けて驚いて患者さんのところに駆けつけたわけです。

 

その時、園田さんの様子から、朝食を摂っていないし元気がないことが把握できました。

 

でも、私は患者さんが言われたくなかった「歩いてしまったこと」を最初に口に出してしかってしまっていたのです。

 

患者さんをどんなに思いやっての言葉でも言われたくない、と思うことや否定されるような言葉を最初に聞けば、相手に感情は持てず、患者さんは心を閉ざしてしまいます。

 

その後に続く言葉も素直に耳に入らず、時には反発さえ感じることにもなるんですね。この状況は、信頼関係が保たれているもの同士においても同じこと。

 

だから、患者さんが話を聞こうという気持ちになってくれる内容から始めることが重要だったんです。どうしてもわかってもらいたい、でも患者さんを否定することになる注意事項などは後に回すべきだった。。。

 

この順序で話をすれば、患者さんを大切に考えているという気持ちが伝わり、患者さんは自分のことを心配して言ってくれているのだから、と不愉快になる内容も素直に受け入れてくれるようになりました。

 

どうしてには非難の響きがあるので質問時の言葉に注意

園田さんに「どうして・・・・・」と歩いた理由を尋ねたこと。患者さんの理解不能の部分をあきらかにして、園田さんに合わせた指導をするためにこの言葉を使ってしまいました。

 

しかし、「どうして」という言葉は理由を聞くより、「どうしてそんなことをするの」という非難する響きを強く持っているんですね。

 

自分の気持ちを言葉にして伝える

園田さんを看護しているものとして、一人で歩いたことを聞き、とても驚いたこと、けががなくほっとしたこと、園田さんのこれからの行動が心配になったことなど、自分の気持ちをそのまま言葉にして患者さんに伝えることも必要なんだな、と感じました。

 

「また手術になったら....」
「先生の言うことを聞いて.....」
という言葉だけでは、その発言に込められた園田さんを心配する気持ちではなく、威圧的な感じだけが伝わってしまいます。

 

患者さんを知るには、自分自身を患者さんに理解してもらう努力も筆よ。そうすれば、患者さんを大切に考えている自分に対しても、患者さんも心を開いて受け入れてくれる、と感じた経験でした。

 

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ここでもらったアドバイスがとてもためになりました。

 

園田さんのように一人暮らしの方 は、指示的な言葉に慣れていなし 増合が多いものですね。「歩かれたと聞いて、痛みが出てきたのではないかと心配していました」と続けましょう。

 

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